康熙奉(カン・ヒボン)のワガママ散歩14「千葉県・佐原」

 

江戸時代の町並みがよく残っていることから「小江戸」とも称される千葉県の佐原。本当に、古き時代にタイムスリップしたかのような雰囲気にひたれる。何度でも訪れたい町である。

川沿いに古い町並みが続く

江戸時代にタイムスリップしたかのようだ

伊能忠敬の旧宅

昔の住宅がよく保存されている

伊能忠敬の旧宅

上野から京成線で成田駅まで行き、そこで下車して徒歩3分でJR成田駅に着いた。ここから成田線に乗って銚子方面に行くと30分で佐原駅に到着した。
お目当ての古い町並みは、駅から歩いて10分ほど。川の両側に伝統的な日本家屋がビッシリと立ち並んでいる。
「よくぞ、ここまで保存していたものだ」




そう感心するが、ときどき古い家屋の間に興ざめの現代家屋がまじる。それも仕方がない。町は生きているのだから、住んでいる人の事情でコンクリートの家にもなってしまうだろう。
それでも、川沿いに続く伝統家屋の町並みは壮観である。訪れたのは平日だったが、それでもかなりの人出だった。週末になると、多くの人で賑わうことだろう。
歩いていると、伊能忠敬の旧宅があった。
伊能忠敬と言えば、江戸時代に日本全土を訪ね歩いて測量し、日本地図を作成した人である。この佐原の出身とは知らなかった。(ページ2に続く)

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