康熙奉(カン・ヒボン)のワガママ散歩2「東京競馬場」

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馬が走る姿は美しい

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馬券をはずした人たちが寂しく帰っていく

終わればビールで反省会

最終レースを終えると、ストレイトガールの引退式があった。G13勝の名牝。この馬を軽視して、いつも痛い目にあった。それも今は昔。
陽が傾いても、まだ芝生席で飲んでいた。
今日は天皇賞を当てたが、それはたまたま。悔しい思いをしたことのほうが圧倒的に多い。
「競馬はもうやめよう」
何度、そう思ったことか。しかし、結局は競馬場に足を運んでしまう。
「今日はいいことがありそうだ」
そんなワクワク感がたまらないのだ。
この日は午後5時になって、ようやくお開き。帰る人々の背中は本当に寂しそうだ。
我々は府中競馬正門前駅のそばの居酒屋に直行。賑やかな店内では、馬券をはずした人々が熱心に競馬談義。まさにビールとヤキリトの反省会。懲りない人々の話は、聞いていて本当に面白い。

文・写真=康 熙奉(カン ヒボン)

康熙奉(カン・ヒボン)のワガママ散歩1「横浜中華街」

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