朝鮮王朝三大悪女の鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)は救いようがない悪女!

早とちりの末に

悪の夫婦は、自分たちがどれほど怨まれているかを骨身にしみてわかった。
2人はすぐに王宮から逃げ出した。
そして、都から遠く離れた田舎で息をひそめて暮らした。
それでも、新しい政権が刺客を送ってきて、命を奪いにくるのではないかとビクビクしていた。
あるとき、近所に都から使者がやってきたという話を聞いた。
「自分たちを殺しにきたのだ」




鄭蘭貞は観念した。
「もう、これまでか……」
悲観した彼女は毒薬を呑んだ。
あれほど標的に残酷な仕打ちをしてきた悪女が、自分が弱い立場になったら、あまりにも惨めだった。
こうして狡猾な悪女は絶命した。
しかし、自害は早とちりだった。
使者が向かったのは別人のところだったのである。
(ページ4に続く)

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