朝鮮王朝で評判がひどかった「最悪の10人」とは?(歴史編)

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張緑水(チャン・ノクス/?~1506年)
燕山君の側室。貧しい家の出身ながら、歌と踊りを覚えて妓生(キセン)になり、燕山君の寵愛を受ける。王と一緒に遊興し、国家の財宝を着服。庶民の憎悪を買う。1506年、クーデターで燕山君が王位を追われたあと、張緑水は斬首となり、その遺体は市中にさらされた。

文定王后(ムンジョンワンフ/1501~1565年)
11代王・中宗(チュンジョン)の三番目の正妻。我が子を王位に就かせるため、中宗の先妻の息子だった12代王・仁宗(インジョン)の暗殺を何度も狙ったと言われている。実際、仁宗が亡くなったときも、文定王后による毒殺という噂が流れた。我が子が13代王・明宗(ミョンジョン)として即位すると権力を独占した。




鄭蘭貞(チョン・ナンジョン/?~1565年)
王宮の支配をもくろむ文定王后の手先として暗躍し、文定王后の死とともに失脚して自害した。

尹元衡(ユン・ウォニョン/? ~1565年)
文定王后の実弟。姉に引き立てられて大出世。妻の鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)と結託して、政敵を次々と粛清した。姉の死後は自決を余儀なくされた。
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記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

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