『100日の郎君様』劇場1/ドラマに出てきた美しい靴は?

 

『100日の郎君様』の第8回では、ウォンドゥク(ド・ギョンス)がホンシム(ナム・ジヒョン)に美しい靴を贈る。あの靴は、どういうものなのだろうか。まずは、朝鮮王朝時代の履物について見てみよう。

花の模様が入った「コッシン」

「花の履物」

王や高官たちが公式的に履いた靴が「木靴」(モッカ)である。ブーツのように履き口がとても高い靴だ。
鹿などの動物の皮革で作られていた。
一方、王族の女性や裕福な夫人たちが履いた靴が「タンヘ」である。
動物の皮革か絹織物で作られていた。
庶民の女性は藁(ワラ)や麻で作られた靴を履いていたが、上流階級の人は履く靴がまったく違った。
その「タンヘ」の中で、刺繍を入れた高価なものがあった。特に、花の刺繍を入れる場合が多かったので「コッシン」(花の履物という意味)と呼ばれた。




この「コッシン」は主に若い女性が履くものだ。ウォンドゥクがホンシムに「コッシン」を贈ったのも、彼に特別な思いがあったからだろう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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