新人時代に「目標の俳優はいない」と語ったイ・ジュンギの俳優魂は?

 

イ・ジュンギは、新人のときから独自の俳優哲学を持っていた。それは、誰か大物の俳優を模倣するのではなく、あくまでも自分の独自の演技スタイルを確立するという決意表明でもあった。




明確な目的を持っていた

デビュー当時のイ・ジュンギは、「目標にしている俳優は?」と尋ねられて、こう答えていた。
「目標の俳優を決めて、その人のような存在になろうとは思っていません。この世界には多くの先輩俳優がいて、それぞれの方が自分のカラーを持っていらっしゃいます。確かに、先輩たちのいい部分を一つずつ学んでいきたいと思っていますが、特別に誰かというふうに考えていません」
「とにかく、自分の中で不足している部分を探していきたいという気持ちがとても強いですね」
このようなイ・ジュンギの発言を見ていくと、1つはっきりしていることがある。それはつまり、「目標にしている俳優はいない」ということなのだ。
それは、どんなすばらしい先輩俳優であっても、模倣するようなことはせずに、イ・ジュンギは独自の演技スタイルを作っていくことを望んでいた。




そのような気持ちで精進したイ・ジュンギは、2005年に映画『王の男』で大人気となり、多くの人たちを虜にした。
その後の大活躍は周知の通りである。
(ページ2に続く)

『麗<レイ>』でイ・ジュンギが演じた光宗(クァンジョン)の実像とは?

『無法弁護士』は謙虚なイ・ジュンギが主演したから真実味が増した!

イ・ジュンギが影響を受けた「ブラックリスト問題」の本質とは何か

再検証!イ・ジュンギが巻き込まれたブラックリスト問題

存在感が抜群のイ・ジュンギ『無法弁護士』が面白い!

俳優イ・ジュンギの流儀!全力で演技して常に挑戦し続ける

固定ページ:

1

2

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る