『愛の不時着』でヒョンビンが演じた役は韓国ならイ・ジョンヒョク?

 

ヒョンビンとソン・イェジンが魅力的な演技を披露して大人気となっている『愛の不時着』。今まで韓国ドラマになじみのなかった人も夢中で見ていることだろう。今回は、ヒョンジュンが演じているリ・ジョンヒョクにスポットを当ててみよう。




人名の表記の違い

『愛の不時着』でヒョンビンが演じているのは、北朝鮮の将校のリ・ジョンヒョクだ。彼は、正義感が強く、人間的にもすばらしい人物だった。
『愛の不時着』の前半部分は北朝鮮バージョンだったので、リ・ジョンヒョクもずっと軍服姿だった。
この場合もヒョンビンならではの凛々しさがあったのだが、やはり軍人ということで堅苦しさも見られた。
『愛の不時着』の後半になると、リ・ジョンヒョクは韓国に渡り、軍服を脱ぎ捨ててソウルの繁華街に現れる。
こうなると、さらに彼のスタイルの良さが大いに強調されて、ホントに惚れ惚れした人も多いことだろう。
ところで、リ・ジョンヒョクの名前の表記について触れてみたい。
『愛の不時着』の役名はリ・ジョンヒョクになっていたが、これは北朝鮮での表記であり、韓国ではイ・ジョンヒョクになる。




もともと朝鮮半島では「李」という姓は「リ」と読んでいたが、韓国は表記を変えて「李」を「イ」と発音する。
しかし、北朝鮮は昔と同じなので「リ」と発音するのだ。
韓国と北朝鮮は政治体制が違うので、人名の表記にも違いがある。
とはいえ、「リ・ジョンヒョク」も「イ・ジョンヒョク」も同じ人物だ。すばらしいキャラクターであることは間違いない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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