『雲が描いた月明り』を語る/兵役中に再読したいパク・ボゴム1

 

2017年11月16日に東京都内で記者会見を行なったパク・ボゴムは、自身が主演した『雲が描いた月明り』について存分に語った。その言葉を聞いていると、パク・ボゴムがいかにイ・ヨンという役に愛着を持っていたかがわかる。




魅力的なキャラクター

パク・ボゴムは『雲が描いた月明り』で演じたイ・ヨンについて、その性格の多面性をこう指摘している。
「イ・ヨンというキャラクターは、少し気難しくて堂々としているのですが、内面はとても力強くて温かさを持っている人物です。一見すると冷たそうに見えても、内面はそうではないというところに魅力を感じました。また、年は若いのですが、非常に強靭な心を持っているというところでも学ぶことがたくさんありました」
さらにパク・ボゴムは「イ・ヨンは、誰よりも家族を想う気持ちが強かった」と語っている。
「僕は、このイ・ヨンという人物を考えると、胸が痛んでしまった部分がありました。というのは、彼は、その場から引きずりおろそうとしている人たちに取り囲まれていたからです。宮廷の中で信じられる人物というのは、いつも側にいてくれるチャン内官と妹しかいなかったのです」




「イ・ヨンを取り巻く家臣たちからは、無力な王子として見られていたかもしれません。それをあえて彼自身が演じていた部分もあると思います」
(ページ2に続く)

試練が与えた優しさ/兵役中に再読したいパク・ボゴム2

温かい人柄を実感/兵役中に再読したいパク・ボゴム3

「家族の絆」を実感/兵役中に再読したいパク・ボゴム4

時代劇屈指のキャラクター!/兵役中に再読したいパク・ボゴム5

美しき好敵手物語/兵役中に再読したいパク・ボゴム6

固定ページ:

1

2 3

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る