張禧嬪(チャン・ヒビン)!側室に転落した王妃

淑嬪・崔氏の告発

一方の張禧嬪は、粛宗が一度は廃妃にした仁顕王后を王妃に戻したことで没落してしまうが、彼女はそれで終わるような女性ではなかった。
仁顕王后に呪いをかけようと呪詛を行なった張禧嬪は、神堂を建てて怪しげな祈祷師たちと祈祷を続けた。
それが原因かどうかはわからないが、仁顕王后は1701年に34歳で世を去ってしまった。
その後、淑嬪・崔氏からの告発によって張禧嬪が呪詛を行なっていたことを知った粛宗は、張禧嬪に死罪を言い渡す。
臣下たちは、張禧嬪の息子が世子になっていることを理由に大きく反対するが、粛宗は聞く耳を持たなかった。




張禧嬪は、死ぬ前に息子に会わせてほしいと願い出た。粛宗は親子の対面を許したが、彼女はいきなり世子である息子の腹部を強く握った。あまりの痛さに世子は気を失ってしまう。
なぜ張禧嬪は、そんな奇怪なことをしたのだろうか。今に至るまで謎である。
もしかしたら、彼女は精神が錯乱していたのかもしれない。
直後に張禧嬪は死罪で世を去った。42歳であった。
王宮でやりたい放題をしていた張禧嬪なのだが、彼女もまた、粛宗の女性問題に振り回された哀れな女性の1人と言えるだろう。

文=康 大地(コウ ダイチ)
記事提供:「韓国時代劇アンニョン」http://annyon.jp/

粛宗(スクチョン)の母が張禧嬪(チャン・ヒビン)を王宮から追い出した!

トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?

『華政』の主人公/貞明(チョンミョン)公主の人生!

ファン・ジニ(黄真伊)の華麗なる人生に迫る!

ページ:
1 2

3

関連記事

ピックアップ記事

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。彼女は、ドラマで描かれたような女性ではなかったのではないだろうか。そして、張禧嬪のほうは、伝えられているような悪女ではない一面も見えてくるのだが‥‥。

注目記事のエッセンス2

記事「チーズタッカルビは新大久保でなぜ人気があるのか」

そのままでも高い人気を誇ってきた「タッカルビ」。それにチーズを多めにからませるという斬新な発想から出来上がったのがチーズタッカルビだ。
新大久保の韓国レストランに行って、実際に食べてみよう。
焼き上がったタッカルビが鉄板の両脇に並べられ、その中央にチーズがたっぷり置かれているのが、典型的なチーズタッカルビだ。

ページ上部へ戻る