イ・ジュンギが影響を受けた「ブラックリスト問題」の本質とは何か

 

文在寅(ムン・ジェイン)政権は2017年5月に発足したが、かつての政権の不正を調査する中で明るみに出たのが「ブラックリスト問題」だった。それによって、イ・ジュンギも芸能活動を妨げられる被害を受けている。




正論を述べたイ・ジュンギ

かつての李明博(イ・ミョンバク)政権が政府に批判的な文化人・芸能人をリストアップしていた「ブラックリスト問題」。合計で82人の名前があがっているが、8人の俳優のひとりがイ・ジュンギだった。
そもそも、2008年2月に発足した李明博政権は当初から失政をして国民の批判にさらされた。結果的に、連日のように「ろうそくデモ」が起こった。
その最中にイ・ジュンギは「ろうそくデモ」を擁護する正論を述べたのだが、それを政府に批判的だと捉えた李明博政権はブラックリストにイ・ジュンギの名前を加えた。
ブラックリストを作成していたのが国家情報院だ。
この組織は朴正熙(パク・チョンヒ)政権時にはKCIAと呼ばれた。悪名高き韓国中央情報部なのである。
それが、金大中(キム・デジュン)政権のときに国家情報院と変わり、李明博政権にも引き継がれた。




北朝鮮と厳しく対峙している韓国が諜報活動に力を入れているのも必然なのだが、この国家情報院がブラックリストを作ったという時点で、このリストがいかに悪用されたかがわかる。
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