『キム秘書』はなぜこんなに面白いのか!/鮮烈なパク・ソジュン5

 

パク・ソジュンとパク・ミニョンがダブル主演しているラブコメ『キム秘書はいったい、なぜ?』。特異なキャラクターを2人が絶妙な間合いで演じていて、見ていても本当に楽しくなる。

写真=韓国tvN公式サイトより




完全無比な男とスーパー秘書

キム秘書に扮しているパク・ミニョンが、制作発表会のときにこう語っていた。
「この役を演じるにあたって、しっかりとダイエットして秘書にふさわしい身のこなしを心掛けました」
この言葉どおり、ドラマの中で見せるキム・ミソ(パク・ミニョン)の秘書ぶりは本当に申しぶんがなかった。
プライベートでもバッグの中に、パク・ソジュンが演じるヨンジュンのネクタイを入れているほどで、どんな状況でも仕事を100%こなせるスーパー秘書なのである。
キャラクターの設定では、ヨンジュンは、どこからどこまでも完全無比な男だ。
大会社の副会長でありながら、いくつもの外国語をネイティブのようにこなし、数字の計算なら小数点以下まで答えを瞬時に出して会議で出席者の度肝を抜く。しかも、勤務中になまけた役員をすぐに解雇してしまう。仕事のうえで、これほど有能な男は他にいないと思わせるほどだ。




このように完璧な男に何の欠点もなければ、ドラマはラブコメにならない。どこから見てもスキがない男が、実は女心をまったく理解できない、というところに『キム秘書はいったい、なぜ?』のツボがある。
9年も支えてくれたキム秘書が急にやめると言いだしたことから、ヨンジュンはとても動揺していくのだが、彼の頭の中は「最高の境遇を与えているのに、なぜキム秘書はやめると言うのか?」という疑問でいっぱいになっている。
その末に、「キム秘書が私を愛しているからなのだ」という結論を出してしまう。
(ページ2に続く)

『キム秘書』は落差を楽しむドラマ/鮮烈なパク・ソジュン1

『パラサイト』にも出演!/鮮烈なパク・ソジュン2

『梨泰院クラス』での変身に注目!/鮮烈なパク・ソジュン6

固定ページ:

1

2

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る