人の名を呼ぶときに韓国でしてはいけないこと

フルネームで呼ぶ効果

親子や友人同士、恋人同士など、親しい間柄では名前だけで呼ぶのが基本です。
しかし、あえてフルネームで呼ぶことにより、自分の特別な感情を強調する場合があります。
たとえば、お母さんや学校の先生が子どもを叱るとき、わざとフルネームで呼ぶことがあります。これは非常に効果的な手法で、名前だけで呼ばれたときよりも、子どもはその深刻さを感じて緊張するようです。
また、友人や恋人同士でも同じ効果があります。『冬のソナタ』の高校生時代でも、ユジンが放送部の活動をサボったチュンサンを叱る場面で「カン・ジュンサン!」とフルネームで強く呼んでいました。そこにはユジンの強い感情がこもっていました。
この他にも深刻な話をするとき、相手を激励するとき、大事なことをお願いするとき、相手の気持ちを確かめるときなど、特別な気持ちを表現する場面でフルネームがよく使われます。




感情表現の豊かな人が多い韓国ですから、フルネームが使われることも多く、その習慣がドラマにもひんぱんに登場しています。

文=「ヨブル」編集部

韓国で「食事中の女性の立て膝」が無礼でないのはなぜか

韓国が「ドラマ大国」になった根本的な理由とは?

韓国では夫婦なのに妻がなぜ夫をオッパー(兄さん)と呼ぶのか

韓国では芸能人のボランティア活動がとても盛ん!

前半が面白くても後半に失速する韓国ドラマが多いのはなぜなのか

固定ページ:
1

2

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る