朝鮮王朝を激震させた「呪いの三大悪女」とは誰なのか?(歴史編)

恐ろしい女官

「呪いの三大悪女」の2人目は金介屎(キム・ゲシ)だ。
彼女は、15代王・光海君(クァンヘグン)を裏で支えていた女官だが、目的のためなら手段を選ばなかった。
光海君は1608年に即位したが、兄の臨海君(イメグン)と反目しあっていた。
金介屎は臨海君が光海君の王座を奪いにくると確信し、先手を打って1609年に臨海君を殺害した。
次に、金介屎の標的となったのが永昌(ヨンチャン)大君だ。
光海君の異母弟である。
金介屎は画策して永昌大君を江華島(カンファド)に流罪にして、1614年に暗殺団を送って永昌大君を焼死させた。
このように、光海君の地位を安泰させるために骨肉の争いを主導した金介屎だが、結果的に光海君は強い恨みを買うようになった。




結局、1623年に仁祖(インジョ)が起こしたクーデターによって、光海君は廃位となった。
16代王となった仁祖は金介屎の悪事を追及し、彼女はあえなく斬首の刑に処されてしまった。
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