韓国芸能界の中でも「甘いマスク」と「柔らかいイメージ」でスターの仲間入りを果たしたヒョンビンとソン・ジュンギ。この2人は兵役を通して、俳優として新しいキャリアを加えて名をあげた。
まさに試練の連続
兵役に入る前のソン・ジュンギは、柔らかい物腰が持ち味だった。2010年の『トキメキ☆成均館スキャンダル』でも、甘いマスクを生かした役で人気を獲得した。彼が兵役のために入隊したのは2013年8月27日だった。
配属されたのは、軍事境界線のすぐそばだった。ソン・ジュンギは、緊張した場所で軍務と向き合ったのだ。
しかも、2014年6月には、同じ部隊で銃乱射事件が起きて数人が死亡している。これは、韓国社会を揺るがす大事件となった。おそらく、ソン・ジュンギも生きた心地がしなかっただろう。
彼は2015年5月に除隊したが、こんなコメントを残している。
「最前線で生活をして、俳優というより人生において良い経験になったと思います。1年9カ月間、とても貴重な経験をしました。特に、体力がつきました。相対的に年下の友人たちと生活しましたが、負けたくなかったですからね」
こう語るように、ソン・ジュンギにとっての軍隊生活は、まさに試練の連続だった。
そのソン・ジュンギが除隊して復帰作に選んだのが『太陽の末裔』だった。このドラマの中で彼は、ユ・シジンというエリート軍人に扮した。(ページ2に続く)