主人公イ・ヨンのモデルとなった人物は?/『雲が描いた月明り』特選A

謎多き最期

1827年、18歳になった孝明世子は、高い知性と政治感覚をもつ人物に成長した。 息子の能力を高く評価した純祖は、孝明世子に政治を代行させるなど多大な期待をかけるが、母である純元王后の心境は複雑だったことだろう。
孝明世子が才能を発揮するほど、安東金氏の勢力が弱体化していき、息子の妻の一族である豊壌趙氏の力が大きくなるからだ。
母と妻。両者の間に立つ孝明世子の立場は厳しかった。
そうした心労がたたってか、孝明世子は1830年に21歳で世を去ってしまう。孝明世子の死によって、豊壌趙氏の影響力は弱まり、朝鮮王朝は再び安東金氏が権力を牛耳る時代に戻ってしまう。王の代理として善政を行なっていた孝明世子の早すぎる死に、多くの民が涙したと言われている。




ちなみに、孝明世子の死因は現在も判明していない。幼少時から病弱だったことから、病に倒れたという説が有力だが、なかには「安東金氏による毒殺」という説まである。
『雲が描いた月明り』では、史実での孝明世子のように、民のための王になろうとするイ・ヨンの姿が描かれる。

パク・ボゴムとコン・ユが競演する映画『徐福』の撮影が快調に進んでいる

俳優・歌手・MCで無限の才能を見せるパク・ボゴム!

『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムが演じたイ・ヨンの歴史的な最期は?

パク・ボゴムが『雲が描いた月明り』の主人公イ・ヨンを魅力的に分析!

パク・ボゴムが演じたイ・ヨン(孝明世子〔ヒョミョンセジャ〕)の人生!

映画『徐福』でマルチな才能を開花させるパク・ボゴム!

固定ページ:
1

2

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る