政治を牛耳った五大黒幕/朝鮮王朝の五大シリーズ12

国王に代わって国政を率いた2人

趙光祖(チョ・グァンジョ)
[1482~1519年]
11代王・中宗(チュンジョン)に重用され、国王に対して倫理観に基づいた儒教的な王道政治を説いた。一時は国王をしのぐ力を得たが、中宗の即位に功績があった高官たちを厳しく批判して多くの政敵をつくってしまった。結局は謀略によって失脚させられて死罪となった。

鄭道伝(チョン・ドジョン)
[1342~1398年]
朝鮮王朝を開いた李成桂(イ・ソンゲ)が一番頼りにした側近で、王朝創設期の基盤づくりに貢献した第一等の功臣だった。「朝鮮王朝を作った男」とも称される。




1398年、李成桂の八男の芳碵(バンソク)を支えて彼の異母兄たちを排除しようとしたが、五男の芳遠(バンウォン)に機先を制されて殺害された。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

慈愛に包まれた五大王妃/朝鮮王朝の五大シリーズ13

恐るべき五大鬼嫁/朝鮮王朝の五大シリーズ9

悲惨な五大王妃/朝鮮王朝の五大シリーズ4

悲劇の五大世子/朝鮮王朝の五大シリーズ1

朝鮮王朝で一番の悪女は誰なのか?

トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?

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注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

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