2019年10月に韓国で公開された『82年生まれ、キム・ジヨン』。この映画の中では、特にコン・ユの演技に対する評価がとても高い。彼にすれば、ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』以来ほぼ3年ぶりの新作だった。
夫の出番が増えた
映画の原作小説の『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国社会で女性が背負う重圧を様々なエピソードで表現していた。
映画もストーリーの骨子を受け継いでいる。チョン・ユミが主人公のキム・ジヨンに扮していて、その夫の役がコン・ユだ。
その夫……チョン・デヒョンは妻のこれまでの生き方を理解し、一緒に苦悩を分かち合おうとする。
このように、チョン・デヒョンは妻に寄り添う優しい夫である。
そして、夫の出演シーンが映画では多いという。
小説よりずっと出番が増えたのだ。
それについて映画の制作陣は、「コン・ユが出演することで、チョン・デヒョンのキャラクターが重厚になった」と説明している。
つまり、トップ俳優のコン・ユが扮するだけに、それに応じて役柄の比重が大きくなったというわけだ。
その演技について、韓国メディアの評価を見ていくと……。
「非凡な俳優が平凡な人をしっかり演じきった」
「コン・ユが持つ繊細な演技力が生きている」
「情感があって深みを感じさせる演技だった」
こうした評価がメディアを賑わせている。
一番の主役はキム・ジヨンに扮したチョン・ユミだとしても、その夫の役を見事に演じたコン・ユも、観客たちが映画館に詰めかける流れを作ったといえる。
文=「ヨブル」編集部
『82年生まれ、キム・ジヨン』の脚本を読んだコン・ユが泣いた理由は?