朝鮮王朝の国王は食べすぎで短命だった

スプーンと箸は銀のもの

スラサンの基本は御飯、湯、汁のある煮物、鍋物、沈菜(キムチの原型の漬物)と12種類のおかずで構成された。
御飯は白飯と赤飯の二つ、ワカメスープとコムタン(牛の肉と内臓を長時間煮たスープ)も出て、どちらか好きなほうを食べられるようになっていた。
12種類のおかずも豪華版だ。肉や魚の焼き物、チヂミ、肉類の蒸し物、熟菜(野菜類を茹でて作るナムル)、生菜(野菜類を生のままで作るナムル)、煮込み、漬物、魚介類の塩辛、干し魚、海苔、刺し身、半熟卵などだ。
食器は季節によって異なった。寒い季節には銀食器を使い、暑い季節には磁器食器を使った。




けれど、スプーンと箸はいつも銀のものだった。銀は毒に接すると変色するため、事前に毒の有無をチェックできる効果があったからだ。

文=「ヨブル」編集部

韓国で「食事中の女性の立て膝」が無礼でないのはなぜか

韓国が「ドラマ大国」になった根本的な理由とは?

韓国では夫婦なのに妻がなぜ夫をオッパー(兄さん)と呼ぶのか

韓国では芸能人のボランティア活動がとても盛ん!

前半が面白くても後半に失速する韓国ドラマが多いのはなぜなのか

固定ページ:
1

2

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る