ヒョンビンは、志願して2011年3月に海兵隊に入隊した。海兵隊は軍隊の中で一番訓練が厳しいことで有名だが、彼は兵役を全うして除隊し、芸能界に復帰した。それからヒョンビンが主演したのが2014年の映画『王の涙-イ・サンの決断-』だった。
ミステリアスな展開に引き込まれる
映画『王の涙-イ・サンの決断-』でヒョンビンは朝鮮王朝の22代王・正祖(チョンジョ)を演じて、逞しい国王像を作り上げた。何よりも、弓を引くときの背中の筋骨隆々ぶりがまぶしかった。
海兵隊の厳しい訓練をやり遂げたことで、ヒョンビンは自分の俳優人生に「強さ」という新しいキャリアを加えた。
2015年にはドラマ『ジキルとハイドに恋した私』という異色作にもトライした。それから、『アルハンブラ宮殿の思い出』に主演してパク・シネと共演した。
ケーブルチャンネルのtvNで放送された『アルハンブラ宮殿の思い出』は、スペインのグラダナに仕事で出掛けたユ・ジヌ(ヒョンビン/投資会社社長の役)が、元は才能あふれるギタリストだったチョン・ヒジュ(パク・シネ)が経営するホテルに泊まって、謎めいた事件に巻き込まれるというストーリーだ。
ミステリアスな展開が面白さを際立たせている。
このドラマを見ていると、ヒョンビンの「演技力」「生き方」「存在感」が映像を通してヒシヒシと伝わってくる。
「ヒョンビンという俳優の絶頂期が長く続いている」
そう実感できるのがまさに『アルハンブラ宮殿の思い出』に主演しているヒョンビンなのである。
『愛の不時着』を見てヒョンビンの魅力に惹かれたならば、ぜひ『アルハンブラ宮殿の思い出』も見てほしい。
文=「ヨブル」編集部
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