マヨネーズで健康レシピ

 

1人あたりの消費量が年間平均5.56本というマヨネーズは、家庭に欠かせない人気の調味料になった。スーパーマーケットの売り場には次々と新商品が並び、テレビコマーシャルも魅力的でとてもおいしそうなのだ。以前に工場見学をさせていただいた時に見た、1分間で600個の卵をきれいに割っていく割卵機は、圧巻であった。

マヨネーズを生かしてヘルシーな料理を作ってみよう




「マヨネーズ」と「サラダクリーミードレッシング」

原料は卵、植物油、酢の3つで、手作りしている人も多いようである。
フランスの料理人がレシピを確立し、日本では1925年にJAS定義に従ったスタンダードなマヨネーズが誕生した。
防腐作用のある酢と食塩により、保存料を使っていないのはすごいことと思う。またリノレン酸、レシチンと大切な栄養成分が含まれているのも素晴らしい。
近年はカロリーカットタイプが増え、ラベル表示は「サラダクリーミードレッシング」として本来のマヨネーズととても近い味で売られるようになった。
「アマニ油」「ヨード卵」「豆乳」を使ったもの。コレステロールや血圧を下げる、内臓脂肪を減らす、といった健康志向に応えて進化をしている。
生野菜と温野菜にかけて食べるだけでなく、マヨネーズ焼きやマヨネーズソテーもおなじみの料理になってきたようだ。
そして、うれしい裏ワザ情報がある。マヨネーズを加えて卵焼きやホットケーキを作るとフワフワになり、天ぷらに使うとカラッと揚がるのだ。また、お肉にもみ込むだけで柔らかくなるので、唐揚げやハンバーグがよりいっそうおいしく味わえる。




買う時には、ラベル表示が「マヨネーズ」か「サラダクリーミードレッシング」かを確認し、成分もよく見て好みの商品を選ぶことを、ぜひおすすめしたいと思う。
マヨネーズレシピと裏ワザを活用しながら、料理のレパートリーを次々と増やしていき、色とりどりの食卓と健全で豊かな食生活を目指したいと思っている。

文・写真=海山 文美(みやま あゆみ)
生活エッセイスト。東京生まれ。動物の編みぐるみを中心とした編み物作家として活動しながら、ライフスタイル全般を見つめ直すエッセイストとして執筆中。生活に根付いた身近な出来事を書いています。趣味は植物鑑賞、テニス、水泳。

片貝の花火

黄色い鳥は幸せの鳥?

何を残して何を捨てるか

55年前の最も怖かった映画

カエルと人間の近い点

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る