慈愛に包まれた五大王妃/朝鮮王朝人物特選13

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昭憲王后(ソホンワンフ)
[1395~1446年]
4代王・世宗(セジョン)の正妻。名家の出身で、13歳のときに世宗と結婚した。性格が温和で、王妃にふさわしい女性だった。世宗との間に10人もの子を産み、そのうちの8人は男子だった。ただし、世宗の父の太宗(テジョン)は、彼女の実家が外戚として力をつけすぎたことを警戒して没落させた。

仁顕王后(イニョンワンフ)
[1667~1701年]
19代王・粛宗(スクチョン)の正妻。粛宗が張禧嬪(チャン・ヒビン)を寵愛したために、1689年に廃妃となってしまうが、1694年に復位を果たした。




誰からも慕われたが、病弱で子供を産むことができず、1701年に34歳で亡くなった。時代劇『トンイ』では慈愛に満ちた王妃として描かれている。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

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