歴史に残る五大美女/朝鮮王朝人物特選14

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神徳王后(シンドクワンフ)
[1356~1396年]
朝鮮王朝を建国した初代王・太祖(テジョ)の二番目の妻。太祖が惚れ抜くほど美しかったという。芳蕃(バンボン)と芳碩(バンソク)という二人の息子をもうけた。太祖に働きかけて、芳碩を世子(セジャ)にすることに成功。ただし、1396年に40歳で世を去った。死ぬ間際まで芳碩の行く末を案じていたが、その2年後に芳碩は異母兄によって世子から下ろされて殺害された。

張禧嬪(チャン・ヒビン)
[1659年~1701年]
19代王・粛宗(スクチョン)の側室および正室。一介の宮女から粛宗の側室となり、1688年に王子を出産。




一度は側室から正室に昇格したが、再び降格。1701年には神堂を建てて王妃を呪い殺そうとしたことが発覚し、死罪となった。朝鮮王朝でもっとも有名な悪役ヒロインだが、正史の「朝鮮王朝実録」ではその美貌を絶賛されている。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

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