神ドラのトッケビを見たか4「コン・ユとイ・ドンウクの絶妙な演技」

巧みなサイドストーリー

俳優としていくら意識しても、こんな愉快な雰囲気は簡単に出せるものではない。やはり、2人が持っている相性の良さが絶妙に組み合わさって、漫才のような打ち解けた場ができあがるのだろう。いがみあっているのは事実なのだが……。
『トッケビ』のメインのストーリーは、コン・ユ演じるキム・シンとキム・ゴウンが扮するウンタクが、時空を超えた存在同士としてどのようなラブストーリーを展開していくか、ということ。これが本筋だ。
しかし、傑作になればなるほど、サイドストーリーというものが重要になってくる。そして、物語の前半で見事なサイドストーリーを作っていったのが、キム・シンと死神の奇妙な同居生活だった。




そういう意味でも、コン・ユとイ・ドンウクが2人で演じる余興的な場面が、『トッケビ』をより一層盛り上げて、視聴者をグイッと引きつけていた。
本当に、うまく作られたストーリーだ。それと同時に、コン・ユとイ・ドンウクの演技の力に心から感心してしまう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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