朝鮮王朝最高の名君だった世宗(セジョン)

 

朝鮮王朝4代王・世宗(セジョン)は、朝鮮王朝最高の聖君と呼ばれている王様だ。いったいどのような功績を残し、そう呼ばれるようになったのか。彼の歴史をひも解いていこう。

ソウル中心部にある世宗の銅像

世宗の幼少時代

世宗は、朝鮮王朝3代王・太宗(テジョン)の三男で、王になる前は忠寧(チュンニョン)という名前だった。彼には2人の兄がおり、朝鮮王朝時代には長男が後継ぎになるという原則があったため、忠寧は本来なら王になることができなかった。
その忠寧に関して、こんな逸話が残っている。
幼いころから本を読むのが好きだった忠寧は、体調を崩して病床に就いても本を読むことを止めなかった。それを見た太宗は、側近に命じて本を隠してしまうが、忠寧は屏風の後ろから本を引っ張り出して何度も読み返した。




太宗は、自分の後継ぎを誰にするかで悩んでいた。原則で言うならば、長男の譲寧(ヤンニョン)が後継ぎとなるが、太宗は三男である忠寧に素質を感じていた。そんな父の思いを知った譲寧は、「忠寧は自分より頭がいいから、国が安泰するだろう」と思い、放蕩(ほうとう)を繰り返したり、酒浸りになったりした。その結果、彼は後継ぎとなる権利を剥奪されてしまう。
二男の孝寧(ヒョニョン)はそんな兄の行動に驚いたが、自分が次の王になると自覚すると、今まで以上に勉学に励むようになった。しかし、彼は自分の能力の限界に苦しむようになる。その中で、兄の譲寧がわざと無能を演じたことに気づくと、孝寧は頭を丸めて仏門に入り、王位の継承権を忠寧に譲った。(ページ2に続く)

絢爛たるパク・ボゴム!『雲が描いた月明り』の世子の役で大人気

笑顔に魅了されるパク・ボゴムの「笑わない表情」も素敵!

〔紹介〕常にファンのそばにいるイ・ジュンギが愛される理由

俳優チャン・グンソクは『テバク』で何を得たのか

ページ:

1

2 3

関連記事

ピックアップ記事

  1. 韓国に旅行に行く楽しみの最たるものは、やはりおいしい料理を食べることではないだろ…
  2. チヂミは、韓国では「ジョン」とも呼ばれる。この「ジョン」は昔から宮廷でも作られて…
  3. 関ケ原といえば、天下分け目の決戦の代名詞。古戦場は東海道線の関ケ原駅から近い。東…

注目記事のエッセンス1

記事「初心者でも大丈夫!おいしいキムチの作り方」

白菜は、塩漬けしたものを用意する。自宅で漬ける場合は、大きめのボールに入れた白菜の根元にまんべんなく塩を入れ込み、呼び水となる薄めの塩水を下に引いておく。呼び水を入れる理由は、日本の白菜は水分が少なめだからだ。
そして、重石をのせて一晩寝かせる。翌日に白菜の塩水を捨てながら、塩加減を調整していく。日本のおしんこより塩味が少し薄いくらいがちょうどいい。
また、面倒なときは、白菜の塩漬けを買ってくるという方法もある。
さらに、キムチ作りに欠かせないのが味の決め手となるヤンニョム。これをつくる際は、ごはんを入れることが大事なポイント。ごはんは糊の役目を果たし、キムチ全体にとろみを出してくれる。

注目記事のエッセンス2

記事「チーズタッカルビは新大久保でなぜ人気があるのか」

そのままでも高い人気を誇ってきた「タッカルビ」。それにチーズを多めにからませるという斬新な発想から出来上がったのがチーズタッカルビだ。
新大久保の韓国レストランに行って、実際に食べてみよう。
焼き上がったタッカルビが鉄板の両脇に並べられ、その中央にチーズがたっぷり置かれているのが、典型的なチーズタッカルビだ。
そのチーズも2種類というのが基本。1つはモッツァレラチーズで、もう1つはチェダーチーズである。鉄板の中央に2種類のチーズがたっぷり載せられている光景は、まさに圧巻である。

ページ上部へ戻る