珠玉の許蘭雪軒(ホナンソルホン)/朝鮮王朝美女列伝8

 

現在の韓国でも高い評価を得ている女流詩人の許蘭雪軒(ホナンソルホン/1563年~1589年)。彼女の人生は、あまりに儚(はかな)いものだった。しかし、彼女が残した珠玉の作品は、永遠に生き続ける。

メキメキと才能が開花

許蘭雪軒は、評判の高かった役人の長女として生まれている。
許蘭雪軒の2人の兄は高官の地位に就き、弟の許筠(ホギュン/『洪吉童伝』〔ホンギルドンジョン〕の作者)も文才を高く評価されていた。そんな一家の一員として育った彼女は、父やきょうだいからいい影響を受けた。
もともと、実家は才能がある詩人たちを積極的に援助していた。2人の兄と年の離れていた許蘭雪軒と許筠は、許氏一家に訪ねて来る詩人たちから、詩を学んでいった。




その結果、姉と弟の才能はメキメキと開花していった。
名のある学者や詩人たちは口を揃えて「許家の才能は素晴らしい」と絶賛した。
(ページ2に続く)

妖艶な黄真伊(ファン・ジニ)/朝鮮王朝美女列伝1

絶賛の敬恵(キョンヘ)王女/朝鮮王朝美女列伝2

実直な淑嬪・崔氏(トンイ)/朝鮮王朝美女列伝3

絶世の張禧嬪(チャン・ヒビン)/朝鮮王朝美女列伝4

慈愛の金万徳(キム・マンドク)/朝鮮王朝美女列伝5

嘆きの顕徳(ヒョンドク)王后/朝鮮王朝美女列伝9

ページ:

1

2

ピックアップ記事

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る