韓国に留学する日本人……その理由はそれぞれだ。一例として、3人の日本人女性の声を集めてみた。彼女たちは、なぜ韓国に留学しようと思ったのか。その理由が本当に面白かった。
やっぱり韓国と縁があった
最初に経験を語ってくれたのは、Kポップが好きな女性だった。
「大学時代のゼミの先生が韓国の人で、卒業論文のために強制的に韓国に行くのがウチのゼミの掟でした。韓国に行かないと卒業できないんですから、もう義務で行きましたよ。そしたら、韓国人の元気の良さにスッポリはまってしまって……特にKポップがいい。Kポップは断然アイドルチック。日本よりカワイイし、Kポップスのほうが楽しく踊れる感じがしました。それで、本格的に韓国を知りたくて留学しました」
このように、Kポップを入口にして韓国に興味を持った人も多いことだろう。
二番目の経験談は、ハングルに関するものだ。
「中学時代に初めてハングルを見たとき『なんだコレッ』って感じました。となりの国でこんな記号みたいな文字を使っていることにただ驚きました。謎解きのおもしろさがあって興味を持ったし、韓国の女性キャスターの話し方を聞いて発音にウットリ。日本では韓国語の響きが良くないという人もいるけど、私はきれいだと思う。早く喋りたくて仕方がなかった。それで留学を決意しました」
確かに、ハングルは不思議な表音文字なので、興味を持つ理由もよくわかる。
三番目の女性は韓国人が恋人だったというケース。必要に迫られて韓国に留学することになった。
「最初は中国に関心があって上海に留学したんです。行ってみると意外と韓国人留学生がいっぱいいて、その人たちが日本にとても興味を持っていることにビックリしました。私より日本の電化製品や車に詳しいし日本語も結構話せる。その中で同じクラスの韓国人男性と親しくなりました。最初は韓国語があまり好きじゃなかった。なんだかケンカしているように聞こえて拒否していたんです。でも、韓国人と付き合っていたし、彼のソウルの家に遊びに行くときに挨拶くらいはできないといけないと思って……。それでちょっと勉強しました。今は男性が話す韓国語のほうが好きです。日本語より響きがいいし、男の人が韓国語を話すと可愛く聞こえる。モグルレエ(食べてみれば?)と言われると、ポーッとなってしまいます」
以上のように3つの経験談を紹介したが、「なるほど」と思えるエピソードが興味深かった。
構成=「ヨブル」編集部