最近は兵役に入る芸能人がとても多くなっている。その兵役だが、大きな変化が起きている。その変化とは、「延期の制限」「期間の短縮」「義務警察の廃止」の3つだ。順に説明していこう。
短縮は段階的に行なわれる
韓国の兵役の場合、入隊は30歳まで延期することができた。しかし、この兵役延期は主に学業に就いている人のための措置であり、誰でも無条件に延期できるというわけではなかった。
そして、芸能人の場合は、その活動の重要性が認められて30歳まで延期できるケースが多かったのである。
しかし、兵役を管轄している兵務庁は、今後は28歳以降の兵役延期について厳しい姿勢を見せると明らかにしている。
つまり、28歳以降の兵役延期が、たとえ芸能活動が理由としても認められないケースが出てくるのだ。
そうなると、それ以前に入隊しなければならなくなる。事実、最近の芸能人は27歳か28歳で入隊するケースが多くなっている。
今後もこの傾向が続くだろう。
次は、兵役期間の短縮について。
従来の兵役期間は陸軍の場合で21カ月だった。しかし、2018年10月からは、21カ月が18カ月に短縮されることになった。
次に、義務警察の廃止問題を説明しよう。
端的に言えば、義務警察は2023年までに廃止されてしまう。
従来、義務警察は現役兵となるべき兵役履行者が軍隊に行く代わりに利用する制度となっていた。
これまでも、多くの芸能人が兵役期間中に義務警察で服務を行なった。
特に義務警察には広報団があり、そこで自らの技能を生かして啓蒙活動に励む芸能人も多かった。
文=康 熙奉(カン ヒボン)