朝鮮王朝の三大悪女を五大悪女にするなら誰を加えるべきか?(歴史編)

 

希代の悪女

光海君の裏で暗躍したのが金介屎なのですが、1623年に光海君がクーデターで王宮を追われると、斬首になりました。
悲惨な形で悪行の報いを受けたわけです。
もう1人は、16代王・仁祖(インジョ)の側室だった貴人(キイン)・趙氏(チョシ)です。
彼女は仁祖の長男だった昭顕(ソヒョン)世子の毒殺を主導した悪女です。さらには、昭顕世子の妻であった姜氏(カンシ)に対し、「国王を毒殺しようとした」という疑いをかけて死罪に追い込んでいます。
とにかく、貴人・趙氏は性格が極端に悪く、仁祖の陰で悪事を繰り返しました。




後に仁祖が世を去って二男の孝宗(ヒョジョン)が即位すると、貴人・趙氏は過去の悪行の報いを受けて死罪になっています。
まさに、金介屎と貴人・趙氏は希代の悪女です。
この2人を加えて五大悪女にしたほうが、当時の実情に合っていることでしょう。

文=康 熙奉(カン ヒボン)

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