自然体で演じる/パク・ソジュンの神髄:第7回

 

パク・ソジュンが『キム秘書はいったい、なぜ?』の撮影に入ったとき、戸惑いが大きかった。それは、演じるヨンジュンがあまりにナルシストで、自己愛が強い男だったからだ。それは想像もできないようなキャラクターだった。

写真=韓国tvN公式サイトより




正反対の人間

『キム秘書はいったい、なぜ?』のヨンジュンの役は、パク・ソジュンとしては素の自分とあまりに違いすぎた。
しかし、それは俳優にとってよくあることだ。むしろ、自分と違う役を演じたほうが興味深いだろう。
そのことにパク・ソジュンも気づいた。
「今回演じたヨンジュンは、本来の私とは正反対の人間だと思います。でも、自分を愛そうと思ったら、そのまま愛することができるんですよ。結局、ドラマを通して自分が変わったみたいです」
こう語るほどヨンジュンというキャラクターはパク・ソジュン本人に強い影響を与えた。それは、俳優としての多様性を広げる効果も生んだ。変化は確実にパク・ソジュンに訪れたのだ。
彼がさらに言う。




「以前は、演技がうまくできないと『自分が失敗したのかな』とへこんだのですが、最近は『そういうこともあるだろう。よくやってるよ』と思えるようになりました」
事実、パク・ソジュンは『キム秘書はいったい、なぜ?』の撮影では「これはコミカルな状況ではない。私の日常なんだ」と思えるようになったという。
「シナリオを見ているときは、自分のセリフばかり気になります。しかし、撮影現場でパク・ミニョンさんの演技を見て、『このように演技をするのか』と感動しました。監督も『相性がいい』と言ってくださいますし、このドラマに出演したことで長所しか見つけられませんね」
こうしてパク・ソジュンは『キム秘書はいったい、なぜ?』でナルシストを自然体で演じることができた。

構成=「ヨブル」編集部

落差が大きい役を演じる/パク・ソジュンの神髄:第1回

独自の俳優像/パク・ソジュンの神髄:第2回

情熱の男を激しく演じた/パク・ソジュンの神髄:第8回

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る