NHKの総合テレビで、日曜日の午後11時から放送されている『100日の郎君様』。ド・ギョンスが演じているキャラクターがとても気になってくる。
今後の展開に注目
第3話では、ホンシム(ナム・ジヒョン)が百叩きの刑罰に遭っているときに、ド・ギョンスが演じているウォンドゥクがいよいよ登場してくる。
ホンシムは、結婚令に反して未婚であったために刑罰を受けたのだが、ウォンドゥクが婚約者として現れて、ようやく刑罰を逃れることができた。
しかし、ウォンドゥクが一筋縄ではいかない。ホンシムとの結婚に難色を示した。このあたりからウォンドゥクのわがままぶりが明らかになってくる。
なにしろ、本来は王朝の世子(セジャ)であったのだ。王族としての生活が身に染みている。それなのに、記憶喪失になって村人になってしまった。
考え方を切り替えることができないのだ。貧しい村人の生活なのに、やろうとしていることは王族そのものなのだ。
そんなことでは、騒動が大きくなっていくのも仕方ない。そうした騒動はすべて自分が蒔(ま)いた種なのに、ウォンドゥクは悠然としている。それが、またホンシムの怒りが増す原因にもなっている。
ド・ギョンスが演じているウォンドゥク。本当にユニークなキャラクターだと言える。今後もまたどれほどの騒動を起こしてしまうのか。
ウォンドゥクは、優雅な気品を保ちながら周囲を巻き込んでトンチンカンなことをしでかしてしまう。それもまた興味深い。
見ている人は、今後の展開にもハラハラすることになるだろう。
文=康 熙奉(カン ヒボン)
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