浅草を気ままに歩く(前編)

 

東京を代表する観光名所の浅草寺。今は外国人観光客も多く、境内は毎日にぎわっている。そんな浅草寺をブラリと訪ねてみた。人がこれだけ集まるのには、それだけの理由があった。

仲見世の賑わい

三社祭でにぎわう雷門

三社祭でにぎわう雷門

雷門の前に立つ。
大きな提灯がぶら下がり、その下に大勢の人が群がっている。
見慣れた光景だが、この雷門という名前に反して、門がない時期が百年続いたとは到底思えなかった。
実は慶長年間に雷門は焼失し、その後はずっと門がない状態だった。昭和三十五年、松下幸之助氏の寄進によって、今目の前にある門ができたという。「経営の神様」はどのくらいのポケットマネーを出したのか。
それをうかがわせるものが門のどこかにないかと探してみたら、提灯の下の留め金に、「松下電器」の名が記されてあった。
その社名も今は「パナソニック」に変わったけれど……。
門の前にしばらく立っていると、観光用の人力車を引く人たちが手持ち無沙汰でたむろしていた。
そうかと思えば、通りを行くカップルに「だまされたと思って乗ってみませんか」と声をかけていた。誰もだまされたくないと思うが……。
年間三千万人の参拝客が訪れるという浅草寺。雷門をくぐると仲見世通りとなり、参道の両脇に間口が狭い店がズラリと続く。羊羹、江戸小物、バッグ、人形焼、団子、草履、煎餅、雑貨、豆菓子など、売り物は様々だ。
それぞれの店の前で、観光客が足を止めている。特に、外国から来た人にとっては、見るものすべてが興味深い。まさに「ナカミセ・イン・ワンダーランド」なのだ。
……存分に店をのぞいてみてください。ちょっと値は張るけど日本を代表する観光地なので、そのあたりは大目に見てね。
私も観光客にそう呼びかけたい心境だった。(ページ2に続く)

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