ファン・ジニ(黄真伊)の華麗なる人生に迫る!

私が死んだら……

碧渓守はボーッとなっているうちに、あえなく落馬してしまった。
なんとも冴えない作戦失敗だった。
ファン・ジニの前では、どんな男たちも歯が立たなかった。
1人だけ違ったのが、儒学者の徐敬徳(ソ・ギョンドク)だった。
ファン・ジニのほうが彼の才能に惚れ込み、彼女は色香で誘惑しようとした。




しかし、徐敬徳は落ちなかった。
たまらず、ファン・ジニは彼に弟子入りし、師匠として崇めた。僧侶や知識人を骨抜きにしたファン・ジニが、徐敬徳だけは信奉するようになったのだ。
このよう、徐敬徳だけには頭が上がらなかったファン・ジニだが、彼女は詩の才能をいかんなく発揮して、女性には生きづらい社会で奔放に生きた。
彼女が生を終えるとき、「死んだら棺に入れないで、鳥のエサにでもしてほしい」と言ったという。
おそらく、40歳前後で息を引き取ったと言われるファン・ジニ。記録に残らない人生だけに、よけいに神秘的で、不思議な魅力に包まれている。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

朝鮮王朝三大悪女の鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)は救いようがない悪女!

トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?

国王になれなかった「悲劇の五大世子」とは誰か

貞明(チョンミョン)公主!苦難を乗り越えて大地主になった王女

張禧嬪(チャン・ヒビン)!側室に転落した王妃

パク・ボゴムが演じたイ・ヨンは当代随一の当たり役!

固定ページ:
1 2

3

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る