通常は4泊5日の日程
社会服務研修センターは兵務庁が管轄している施設であり、社会服務要員になる人のための最適なプログラムを実践している。
この兵務庁の方針は適切だ。なぜならば、精神的な疾患を抱えている人が、厳しい訓練に耐えながら大部屋で雑魚寝(ざこね)をして集団生活を営む、というのは負担が大きすぎるからだ。
精神的に安定するのが難しいのであれば、社会服務研修センターで必要な研修を受けたほうが、兵役を履行するうえでも効果が高い。
そういう意味でも、兵務庁は適切な判断をしたと思える。
なお、社会服務研修センターでの研修は、通常ならば4泊5日のスケジュールで行なわれている。
研修を受ける人は1日目の午前中までにセンターにやってきて、泊まり込みで必要な研修を受け、5日目の午前中に修了式を行なって、午後に解散となる。
こうした研修が始まったのは2016年からであり、韓国社会の現状を深く理解するためのプログラムも多く用意されている。
文=康 熙奉(カン ヒボン)