韓国の芸能事務所はどのように変わってきたか

 

最近の韓国の芸能事務所は、スターの引き抜きや会社の合併を行なって規模が拡大してきた。さらには、外部の資本が、芸能事務所の収益の高さを評価して投資をするようになっている。こうした流れの中で、有力な芸能事務所は資金力が潤沢になってきた。




新しいビジネスチャンス

かつて、韓国の芸能事務所は、マネージャーから独立した人が代表となるケースがほとんどだった。この場合、代表が芸能界をよく知っているという利点はあったが、他の世界のことは知らず、人脈も薄かった。それによって、他のジャンルに進出するといった事業の拡大には向いていなかったのだ。
しかし、今は変わった。K-POPの世界的な人気を反映して、芸能事務所も巨大化してきた。
こうした有力事務所は、バラエティ番組やドラマといったコンテンツを自ら制作して、新しい収益モデルを確立しようとしている。
大きいのは、スターという絶対的な人材を確保していることだ。それを単体のまま動かすのではなく、コンテンツ制作に大いに生かすことで、収益の拡大が見込めるようになってきた。
スターの活動範囲が広がっていることが、有力な芸能事務所に新しいビジネスチャンスをもたらしているのは確かだ。




以前なら、スターは特定のジャンルで精一杯の活動をする傾向が強かったが、今は、音楽・演技・バラエティといった多様なジャンルを1人(あるいは1組)でこなす例が増えている。
また、各ジャンルの垣根が低くなっていることも、有力な芸能事務所にとっては追い風になっている。
しかし、憂慮する声も多い。
というのは、資金力がある芸能事務所がジャンルを広げていくと、コンテンツの多様性が失われる危険性があるからだ。
(ページ2に続く)

東方神起の日本ファンの善行を韓国KBSが看板ニュース番組で報じた!

チャン・グンソクを初め韓流スターは新大久保が大好き!

パク・ボゴムの謙虚さを見ていると誰もが応援したくなる

芸能人が不祥事を起こさないために必要なことは?

「世界で最も美しい顔100人」に韓国芸能界から選ばれた17人とは?

固定ページ:

1

2

注目記事のエッセンス1

記事「トンイは張禧嬪(チャン・ヒビン)より悪女なのか?」

ドラマ『トンイ』は日本でも大人気を博した。トンイを演じたハン・ヒョジュの魅力もあって、トンイがいかにも明るくて純粋な女性のように描かれていた。一方の張禧嬪は、朝鮮王朝3大悪女の1人に数えられて、悪女の代名詞になっている。しかし、本当の悪女はどちらだったのだろうか。史実を見ていくと、トンイの別の顔が見えてくる。

ページ上部へ戻る