30代を飾る作品
「人は時に愛する人たちと永遠の別れを迎える瞬間があります。もちろん僕自身も経験していることです。『トッケビ』でもそんな別れがとても多く、あまりにも哀しい気持ちでした」
率直にコン・ユは「哀しみ」を吐露した。
それでも、哀しいままに自らの世界に閉じこもったりはしなかった。
「この『トッケビ』で撮影した日々は私にとってとても大切な時間でした。『コーヒープリンス1号店』のときと同じ充実感を感じることができました。そういう意味では、この10年という時間は決して無駄ではなかったと思います」
さらに続けて言う。
「やはり『トッケビ』は、私の30代を飾る作品として、ずっと心に残っていくことでしょう」
40代になったコン・ユだからこそ、振り返ったときに30代を飾る作品として『トッケビ』の名を出せるのだ。
果たして、40代を飾る作品は、何になるのだろうか。
文=「ヨブル」編集部
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