同じ運動量でも、体脂肪の燃焼量には差が出る。より効果的に減量できるのなら、ぜひその時間帯を選びたいものだ。ズバリ言えば、それは朝食前である。1日のうちで朝食前の時間帯が運動エネルギーとして脂肪を使う割合が最も高いのだ。
空腹のほうが脂肪を減らせる
人間が運動時に活用するエネルギー源はグリコーゲンと脂肪だが、このどちらをより多く使うかは食前か食後かによっても違ってくる。
食後4時間以内の場合はグリコーゲンが主に使われて脂肪の出番は少ない。
逆に空腹になってくると、満を持して脂肪の出番となる。人間が最も食事から遠ざかっているのは起床してから朝食までの間だから、この時間帯に運動をするのが一番脂肪を燃やすことができる。
データによると、1時間の平均的なランニングによる脂肪燃焼量は、夕食後の夜間が18グラムなのに対し、朝食前は28グラムと約1・5倍にもなる。
この10グラムの差は大きい。(ページ2に続く)
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