名監督が示した高い評価
2011年11月26日には、東京ドームでチャン・グンソクの公演が行なわれた。
子供の頃からの夢だったという東京ドーム。その憧れの場所には4万5千人のファンが詰めかけ、公演は大成功だった。
次にチャン・グンソクが選んだのは、ドラマ『ラブレイン』だった。
『ラブレイン』は1970年代の過去と2012年の現代という二つの時間軸を舞台に繰り広げられる、親子二代にわたる初恋の物語だ。『冬のソナタ』の演出で有名なユン・ソクホ監督がメガホンを取り、チャン・グンソクとユナ(少女時代)が主演した。
ユン・ソクホ監督から見て、チャン・グンソクはどんな俳優なのだろうか。名監督がチャン・グンソクについてこう語っている。
「端的に言うならば、鋭敏な俳優ですね。一言ですべてがわかるという理解力が早い俳優なんです。ドラマの中のチャン・グンソク氏は、これまでの彼と別人のようです。それほど、キャラクターをつくりこんでいたのです。期待以上に役になりきっています」
監督が俳優をここまで褒めるのは異例とも言えるほどだった。チャン・グンソクとしても大きな手応えを感じたことだろう。
しかし、北海道のロケではチャン・グンソクは寒さに苦しめられた。
「正直、死ぬかと思いました(笑)」と彼は語った。(ページ3に続く)